商品開発の原点〜本当に幸せにしたい実在の1人に出会えるまで粘る〜

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いま、とある商品の開発プロジェクトに携わっている。しばらく前からそろそろ進めなければならないことは分かっていたが、どうにも身が入らない自分がいた。とはいえ、いい加減、手をつけ始めなければならずどうしたものかと悩んでいた。

 

いまいち身が入らなかった理由は、この商品が結局誰を幸せにするものなのかが自分にとって明確になっていなかったからだ。

 

そこで、あるおまじないを自分に投げてみた。それがタイトルにもある「本当に幸せにしたい実在の1人に出会えるまで粘る」だ。この一言一句すべてに意味がある。

「本当に幸せにしたい」は、自分が心から幸せにしたい人でなければダメだ。仕事抜きに、損得抜きにして幸せにしたい人を思い浮かべられるかがポイント。でないと、粘り強さが失われてしまう。

「実在の1人」も大切で、この人は実際に存在する人でなければならない。あとでペルソナ化するのはアリだとしても、実在の1人を見つけるフェーズを経ないとリアリティのある課題を掴むことができない。

「出会えるまで粘る」も外せないところ。時間が限られていると、ついつい諦めてしまうが、「出会えていない」ということは探索が足りない証だ。僕が今回陥ってしまったポイントもここだった。時間が足りないことを言い訳に、本当はしっくり来ていないにも関わらず「実在の1人」を妥協してしまっていた。身が入らないのはここで妥協していたことが大きかった。

 

今日、改めてこのフレーズと向き合い、考え直してみたところ、あっさりと「実在の1人」が見つかり、これから行けそう!という感覚が高まった。

今後は実際にインタビューなどを行い、その感覚が現実のものとなりそうか確かめていきたい。